広島のドラフト1位・今村猛投手(18=清峰高)が13日、長崎・佐世保市内のホテルで仮契約を結んだ。契約金1億円、年俸1000万円(金額は推定)は、高卒ルーキーとしてはいずれも球団史上最高。即戦力に近い評価で大物右腕を迎え入れた。背番号も16番を用意し、17番大竹、18番前田健という2人のエースに続く活躍を期待。今村も「早く1軍で活躍したい」と意欲満々だった。
破格の契約条件にも、大物ルーキー今村は動じなかった。「高校生がもらえる金額じゃない。期待されていると感じます。早く1軍に上がっていい結果を出したいです」。表情を変えずに言った。
今春のセンバツV腕にかける期待の大きさが、金額に表れた。高卒新人で契約金1億円は、球団史上これまで2人いるが、年俸1000万円の選手は初めて。同席した川端編成グループ長は「(通常、高卒新人は即戦力ではないが)今村くんは即戦力に近い評価。そういう金額です」と言い切った。そして「今、広島は低迷しているが、かつての投手王国復活のため、今村くんの力が必要。感謝の気持ちを忘れず、みんなから愛される選手を目指してもらいたい」と力を込めた。
背番号も「16番」が与えられた。17番が大竹、18番が前田健という広島の誇る先発エース2人とつながる番号だ。「16番を背負うプレッシャー?
ありません。今までどなたが付けていたかは意識せず、この番号で自分が歴史を作りたい」。ポーカーフェースでそう答えた。
一方で、大竹、前田健の2人の先輩投手には、学びたいことがあるという。「今までは自分で(投球)プランを立てていたけれど、お2人にはプロ野球選手の試合の作り方などを聞いてみたいです」と“弟子入り”に目を輝かせた。
現在は母校で後輩たちと一緒に練習に参加。キャッチボールなどで体を動かしているが、30日には球団のメディカルチェックを受け、トレーナーとも面談してプロ入りまでの練習メニューなどを決めていく。野村監督もコンディション次第で来春のキャンプで1軍に帯同させることも検討しており、最高評価の大物右腕が、1軍のマウンドを踏む日はそう遠くない。【高垣
誠】



