雄星が本音「正直…早く1軍で投げたい」

- 17番のユニホームでポーズを取る菊池(撮影・蔦林史峰)
西武のドラフト1位左腕・花巻東の菊池雄星投手(18)が9日、西武グループ最高級クラスのホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」内で入団会見を行った。集まった報道陣は232人。注目を一身に浴びて、背番号17のユニホーム姿をお披露目した菊池は「日本を代表する投手になって、球界を代表するような愛される投手になりたい」と、晴れやかな表情で語った。
98年松坂(現レッドソックス)は報道陣268人を集めた入団会見で「200勝したい」と言い、1年目から16勝して新人王に輝いた。それに対し、菊池は「200勝できる投手と思ってないです」と謙虚さは相変わらずだったが、本音もチラリ。「正直なところ、早く1軍で投げたい気持ちはあります。高卒で活躍された渡辺監督に聞きたいです」と、隣に座る渡辺監督に緊張の視線を送った。
渡辺監督は「運命を感じる」と表現した菊池と初対面し、期待をこめてガッチリ握手した。入団1年目から活躍するための体力面や体調管理の重要性に触れ「せこせこした投球をしないで、思い切って投げてほしい。10年ぐらい一線でローテを張れるようなダイナミックな投手になってほしい」とエールを送った。
菊池は対戦したい打者に「西武にたくさんいます。中村選手や中島選手と紅白戦などで対戦して、考え方や取り組む姿勢も学びたい」と意欲を見せた。尊敬する工藤も入団するチームは人材の宝庫。身近なお手本から幅広く吸収し、成長して「最終的には松坂さんのような投手になりたい」と言った。松坂と比較されても、現実離れしたことは口にしない。背伸びすることなく「西武菊池」として第1歩を踏み出した。【柴田猛夫】
[2009年12月10日9時39分 紙面から]
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