日本ハムとドラフト1位の東海大・菅野智之投手(22=東海大相模)との初交渉が、明日7日に行われることが決まった。山田GM、大渕スカウトディレクター、担当の岩井スカウトが、神奈川・平塚市の東海大野球部を訪れ、本人と面会する。

 ドラフト翌日の先月28日にも指名あいさつのため東海大を訪れているが、この時は授業を理由に本人は同席していない。同大学の全日程終了まで接触を控えてきたこともあって時間はかかったが、この日、日程調整がついた。

 菅野は巨人でプレーする夢を貫くため浪人する気持ちを固めている。大渕氏は「なぜリスクを負ってまで1位で指名したのか。その熱意と誠意を持っているということを説明したい。驚きや困惑を与えてしまったのは事実なので、申し訳ないと思っているし、その上で誠心誠意こちらの思いを伝えていきたい」と話した。

 まずは菅野サイドの誤解を解き、生まれた怒りを取り除くことが肝心。その上で日本ハムのドラフト戦略を説明して理解を求めるとともに、選手としての高い評価や、チームの方針なども伝える。大渕氏は「本人もいろいろ聞きたいこともあるだろう」と、すべての疑問、質問にも答え、“わだかまり”を解いていきたい考えだ。