広島が日本生命・井上晴哉内野手(24=中大)の下位指名を検討していることが22日、分かった。地元広島出身で、180センチ、105キロの「おかわり君」は、昨秋の日本選手権で11打数6安打の活躍でチームのベスト8進出に貢献。9月に行われたJR東日本との練習試合では、今ドラフト注目の吉田一将投手(24=日大)から本塁打を放ち、持ち前の長打力をアピールした。球団首脳は「社会人になったパワーとともに、確実性が付いてきた」と高評価。上位は即戦力投手を指名するなど投手優先の方針を固めているため、状況次第での指名となりそうだ。

 ◆井上晴哉(いのうえ・せいや)1989年(平元)7月3日、広島県生まれ。崇徳では高校通算31本塁打。中大では1年春に全試合4番で1部昇格に貢献。2年秋に首位打者を獲得するなど、東都通算12本塁打。3年夏には大学日本代表に選出された。日本生命では主にDHとして打力を発揮している。180センチ、105キロ。右投げ右打ち。