DeNAが23日のドラフト会議で早大・有原航平投手(4年=広陵)を1位指名することが17日、濃厚となった。横浜市内の球団事務所でスカウト会議を開き、約3時間30分ビデオで上位指名選手を確認。中畑監督も初めて同席し、高田GMや吉田編成・スカウト部長らに即戦力投手の指名を依頼したという。高田GMは「決めるのは当日」と明言は避けたが、有原はスカウト陣からの評価も高く一本化したとみられる。外れ1位候補には松本裕樹投手(3年=盛岡大付)横山雄哉投手(20=新日鉄住金鹿島)佐野泰雄投手(4年=平成国際大)ら投手中心に12人まで絞り込んだ。

 既に広島が有原指名を公表しており、抽選は確実。クジを引く大役は中畑監督が務める。一昨年は東浜、昨年は松井裕を外しているだけに「春田オーナーに『100%引いてくれるだろう』と言われ、プレッシャーは計り知れない。迷わず選びたい。男は60歳にして迷わずなんてね」と、意気込んでいた。