江草仁貴投手(28)は今年も保留スタートだ。500万円増の年俸4150万円(推定)を提示されたが、サインはしなかった。中継ぎ陣の地位向上を訴えた昨年に続き、粘る構えをみせた。

 「評価はしてもらったが、想像と開きがあった。話し合って納得してから判を押したい」と妥協しなかった。今季も55試合に登板。中継ぎに定着した05年から4年間で192試合に投げている。「通算で200試合を超えたし、ここ何年か1軍で投げている。続けていることがきちんと伝わればいいのですが」と“勤続疲労”を主張した。ただ、球団とは平行線ではなく「言いたいことを言ってすっきりはした。納得できれば次に判を押すかも」と合意が近いことをにおわせた。