城島道場に入門だ。阪神桜井広大外野手(26)が2日、西宮市内の球団事務所で契約交渉を行い1500万円アップの3500万円でサインした。「必ずレギュラーを取ってくれと言われました」と球団側の期待に応えるため、新加入の右の大砲、城島を手本にする考えを示した。

 「日本におられるときから、すごかった。長打力もあるし、ここというときに打つ。技術だけじゃなくて、精神面や、準備のこともどんどん話を聞いて勉強したい」。

 フルカウントからの打率は3割4厘をマーク。一方、初球を簡単に見逃すことが指摘されていた。片岡新打撃コーチも「(城島が)見本になりうるというより、なってもらわないと困る」と桜井に城島ばりの積極打法の必要性を訴えている。「いいところを盗んで自分のものにできればいい」と桜井は、一流の技を盗み、何としても右翼の座を手中に収めるつもりだ。

 「一昨年もブレークしたけど、去年は悔しいシーズンだった。来年はそうならないようにしたい」。同じ過ちは繰り返さない。城島効果でレギュラー取りを目指す。