巨人小笠原道大内野手(37)が29日、東京・大手町の球団事務所で契約更改交渉に臨み、5000万円増の年俸4億3000万円(金額は推定)の2年契約でサインした。現時点で、まだ更改をしていない中日岩瀬に並ぶ日本人球界トップとなり、同野手では最高額に到達。それでも表情を緩めることなく「今年は自分の中では残念な1年だった。来年の目標はリーグ優勝と日本一。その2つだけです」と口元を引き締めた。

 来季はあと11本に迫った2000本安打がかかるシーズン。それでも「元気にプレーしていれば、おのずと達成できる」と気負いは全くない。「早い段階で達成させて、1年間最後までプレーしていきたい」と見据えるのはV奪回だけだ。

 FA宣言し、07年に日本ハムから移籍して4シーズン。打率3割、本塁打30本を維持し、3度のリーグ制覇、昨季の日本一に貢献してきた。それを支えてきたのは、日々変えることなく続けてきたルーティンワークだった。「まず体のケアが大事。今までやってきたことを1つ1つかみ砕いて、これから先のことも考えてトレーニングしていきたい」。

 次の契約交渉は、40歳シーズン前となる。しかし、そこを選手生活の集大成とは考えていない。「40という数字が、自分の中でゴール地点ではない。先に行くにはその40というラインでも、第一線で頑張らないといけない」。生涯巨人?

 という問い掛けには「今はそのつもりでいます」と答えていた。【佐竹実】