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侍ジャパンつなぎ打線で10点圧勝/WBC

稲葉は先制3ラン本塁打を放つ。後方は原監督
稲葉は先制3ラン本塁打を放つ。後方は原監督

<WBC・練習試合:日本代表候補10-0巨人>◇21日◇サンマリンスタジアム

 サムライジャパンが3月5日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へ向け好発進した。初の対外試合となった巨人との練習試合で10-0と圧勝。4番に座った稲葉篤紀外野手(36=日本ハム)が先制3ランを含む2安打4打点の活躍を見せた。4番に抜てきした原辰徳監督(50)の采配もいきなり的中し、「つなぎ重視」の打線が機能。投手陣も完封リレーで“初陣”を飾った。22日も同地で巨人と練習試合が行われる。

 「4番」は稲葉でいける-。説得力のある豪快な打球が、ジャパン打線に勢いをつけた。初回1死二、三塁。稲葉はカウント2-0から3球続けて外角ボールが続いた直後の好球を見逃さなかった。巨人東野のスライダーが甘く入るとコンパクトに振り抜き、右翼席へ先制3ラン。日本の4番打者に指名された重圧をひと振りでぬぐい去った。

 稲葉は「正直、結果が出てホッとしています。内野手も後ろに下がっていたので、内野ゴロでも1点が入ると思っていた。何とかしよういう中でたまたま打てました」。前日20日の練習の合間に昼食をとっていたところで、原監督に声をかけられた。「明日4番で行くぞ!」。青天のへきれきともいえる4番指令に一瞬、耳を疑った。「ホントですか」。原監督の「頑張らなくても普通にやればいい」というやわらかな口調に励まされた。責任と自覚を背負って打席に入った。

 4回の第3打席も無死一、二塁の得点圏で迎えた。2-0と追い込まれてからの外角直球だった。併殺回避の禁止事項だけを肝に銘じてバットコントロールした。逆らわずに左翼線に流す適時二塁打。「冷静に走者を進めようと思ったことが結果につながった。1、2、3番に出塁率の高い選手がそろっている。僕は特に長打を狙って打つ必要はない。つながりを意識してやっていこうと思う」。ベンチから指示を伝達されたわけではないが、自らの4番の役割を的確に把握していた。

 原監督が起用した“サプライズ4番”が、いきなり結果を出した。実力も実績もあるスター選手が結集した今回の代表候補で、原監督は9人の打者を3分割してオーダーの活性化を考えた。1番青木から中島、イチローは出塁型。中軸の稲葉、村田、小笠原はつなぎ役。下位に並べた福留、城島、岩村はパンチ力もあってチャンスメークもできる存在だ。原監督は稲葉の4番起用について「ご想像にお任せします」と明言を避けたが、つなぎ重視の打線の中心に稲葉を置いた理由は明快だった。

 1、2番の出塁でイチローがポイントゲッターとなり塁に残った場合でも、巧打の稲葉を4番に置けば最低でも併殺は免れる。この試合も走者を置いたケースで判断力が光ったように、時には状況に応じた進塁打も打てる器用さも持っている。

 原監督は初戦10得点の打線を誇らしげにたたえた。「結果はコンディションさえ良ければ全員が出る」。22日に28人の最終メンバーが決定する。「明日は28名という新たなチームをつくる。今はサムライジャパンをつくることに集中している」。最高の技術、精神力を持った集団への信頼は厚い。原監督は3月5日の本番へ確かな手応えを感じていた。 【山内崇章】

 [2009年2月22日9時51分 紙面から]

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