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イチロー1安打に「腹が立ちます」/WBC

3回裏2死一塁、一ゴロを放ち必死の形相でベースに向かうイチロー
3回裏2死一塁、一ゴロを放ち必死の形相でベースに向かうイチロー

<WBC・第1ラウンド:日本0-1韓国>◇9日◇A組◇1、2位決定戦◇東京ドーム

 イチロー外野手(35=マリナーズ)が、静かにリベンジを誓った。ライバル韓国との1、2位決定戦で4打数1安打に終わり「自分に腹が立ちます」。3打席凡退後の第4打席で左腕エース柳賢振(リュ・ヒョンジン=21)から中前打を放ったのが唯一の見せ場だった。7日の韓国戦では3安打と復調を印象づけたが、全開モードとはいかなかった。これに影響されたかのように打線も散発6安打と、力負け。第2ラウンドでは打線の奮起がカギを握りそうだ。

 敗戦の現実を受け止めたイチローは、鋭い視線をグラウンドに投げつけた。日本での最後の試合。譲れない戦いだった。終了から1時間。通路でテレビカメラの前に立っても、悔しさはぬぐえなかった。怒りに震えた感情が、思わず口をついた。

 イチロー 1点差でも負けは負け。負けたという事実に腹が立ちます。日本では僕にとって最後のゲーム。ただの韓国とのゲームだけじゃなかったので。自分にも腹が立っています。

 打席に入る度に聞こえたファンの大声援、降り注がれたカメラのフラッシュ。試合の終わりが近づくにつれ、感傷的になった。打って、勝ってファンを喜ばせたかった。

 イチロー これだけの人が集まってくれて、(自分を)見てくれているのを知っていましたから。(試合終盤は)そのことだけを考えていました。

 7日の試合でコールド負けした韓国投手陣は血相を変えてきた。その気迫に負けた。06年の前回大会では初代王者になったが、韓国には1勝2敗だった。全勝で第2ラウンドへ進出するという目標が、相手の執念の前についえた。

 イチロー 今日たたきつぶせれば大きかったけど、イーブンに戻ったね。プレッシャーがかかっていたのは向こうだったと思うが、それをこういう展開に持っていく。力がある。

 1点を追う8回1死。それまで二ゴロ、一ゴロ、投ゴロと3打席凡退していたイチローのバットが、ようやく快音を響かせた。韓国の左腕エース柳賢振の内角高めの直球をとらえ中前へ運んだ。第1ラウンド3試合で初めて直球系のボールをクリーンヒット。これから向かう米国での決戦へ手応えを感じた。

 イチロー ただの1本でないことは、間違いありません。

 2月中旬の宮崎合宿から葛藤(かっとう)に揺れ続けた。「1、2、3」と速いフォームのメジャー投手に慣れているため、「1、2の~3」のタイミングで投げてくるアジアの投手の対応に苦しんだ。第1ラウンドで14打数4安打。誰もが期待したイチロー本来の姿ではなかった。しかし第2ラウンドではメジャー投手との対戦が増え、本領発揮できるはず。イチローが雪辱を胸に、日本のファンを心底喜ばせるパフォーマンスを見せる。【山内崇章】

 [2009年3月10日8時14分 紙面から]

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