第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でオランダ代表がヨーロッパ勢として初の4強入りを決めた11日、オランダ国内でも全国紙の電子版が試合内容を詳しく報じるなど関心が高まっている。

 普段はオランダの新聞のスポーツ面はサッカーの記事が中心だが、WBCが開幕してからは、野球の記事も取り上げられている。全国紙テレグラフ(電子版)は「オランダ野球旋風」との見出しで準決勝進出を決めたことを速報。2011年のW杯でキューバに勝って初優勝を決めた時を上回る快挙だと伝えた。

 全国紙アルヘメン・ダフブラット(電子版)は元ヤクルトのミューレン監督が、ジャイアンツのコーチを務めていることを紹介。準決勝が行われる米サンフランシスコがジャイアンツの本拠地であることから「チームがミューレン監督を地元へ導く」との見出しを掲げた。