WBC日本代表に決まった大隣憲司投手(28)が、28日の強化試合巨人戦で先発することが有力となった。侍ジャパンは21日、宮崎県総合運動公園で行われていた強化合宿を打ち上げ。大隣はブルペンに入らず、キャッチボールなどで調整した。

 20日の紅白戦では2回完全。猛アピールもあり、WBC代表に初選出された。公式球にも慣れた様子で、首脳陣の評価は日増しに高まっている。本大会での役割はまだ流動的だが、1次ラウンドは中継ぎのほか「第2先発」を任される可能性もある。「先発でも中継ぎでも調整は同じ。どこでも自分の力を出すだけなので」と頼もしい。

 今日22日は大阪に移動する。「ソフトバンクのキャンプから今回の合宿と、宮崎の方にはお世話になった。恩返しできるように、しっかりと結果を残したい」。周囲への感謝を忘れずに、実戦モードに突入する。