侍ジャパンの巨人坂本勇人内野手(28)が韓国キラーぶりを発揮した。19日、WBC韓国代表との練習試合に「3番遊撃」で出場。1点リードの6回に勝負を決定づける2点適時二塁打を放った。昨季12勝を挙げた左腕、車雨燦からの一打は今季初の長打でもあった。15年のプレミア12でも韓国と2試合を戦い6打数2安打3打点、1本塁打と相性がいい。ライバルとの戦いで、大きなカギを握る存在になりそうだ。

 ◆坂本勇の韓国戦 日本代表としては15年のプレミア12で2試合対戦。2番遊撃手で先発した11月8日の1次ラウンドでは2回1死満塁の場面で金広鉉から犠飛、6回には鄭ウラムから本塁打を放つなど、2安打、2打点の活躍で勝利に貢献。逆転負けを喫した同19日の準決勝は無安打も、4回に犠飛を放って1打点を挙げた。プレミア12以外では、09年のWBC強化試合として行われた巨人-韓国戦で巨人のメンバーとして出場している。

 ◆日本の主な韓国戦 プロが参加した主要3大会(五輪、WBC、プレミア12)では、通算14試合で日本の5勝9敗。09年WBCは同じ大会で5度も対戦し、決勝でイチローが延長10回に2点適時打を放ち大会連覇。15年プレミア12の準決勝では3点リードの9回表に救援陣が突然乱れ、4点を許して逆転負けした。