WBA世界フライ級とIBF世界ミニマム級のダブル世界戦(22日、大阪府立体育会館)の予備検診が20日、大阪市内の病院で行われた。

 IBFミニマム級戦の両陣営は、笑顔で舌戦を繰り広げた。挑戦者の同級9位ファーラン・サックリン・ジュニア(21=タイ)が王者高山勝成(31=仲里)について「めちゃくちゃ優しい」と話すと、高山の中出トレーナーが「リングの中は優しくないで」とジャブ。その言葉に挑戦者は「オレには優しい試合になる」と反撃した。高山は冷静に「自分のスタイルを貫けば問題ない」と初防衛に自信を見せた。