5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(38=米国)が6階級制覇王者マニー・パッキャオ(36=フィリピン)を3-0の判定で下し、3団体王座統一を果たした。

 メイウェザーの勝利はデータにも表れていた。

 ボクシングのデータを取り扱うコンピュボックス社の調べによると、両者の手数の合計はメイウェザー435、パッキャオ429とほぼ互角。だが、ヒットした数はパッキャオの81発に対し、メイウェザーは148発と大きく差がついた。

 強打でも、パッキャオが236発中63発(27%)をヒットさせたのに対し、メイウェザーは、168発ながら81発(48%)と圧倒した。

 パッキャオは好戦的に戦ったが、メイウェザーが鉄壁の防御で決定打を許さなかったことが実証されていた。