世界タッグ選手権は、挑戦者の潮崎豪・宮原健斗組が王者の曙・吉江豊組を破り、ベルト奪取に成功した。3冠ヘビー級王者の潮崎は、2つのベルトを統合した世界タッグを合わせ、5冠を達成した。

 試合は2人合わせて300キロを超す曙組のパワーに、潮崎組が大苦戦。潮崎は曙に場外戦で捕まり、宮原は吉江の肉弾攻撃に何度も追い詰められた。それでも、最後は吉江の巨体を宮原がジャーマンスープレックスホールドで沈め、悲願のタイトルを奪取した。

 5冠となった潮崎は「今日は健斗のおかげでベルトが取れた。次は(21日の後楽園大会)、5冠王者として曙を倒します」と曙との防衛戦に必勝宣言した。一方、世界タッグ王座初戴冠の宮原は「やっと結果が出た。オレが勝つことによって、全日本が新しくなった。これからはオレが全日本をつくっていく」と話した。