ボクシングの東洋太平洋、WBOアジア太平洋スーパーフェザー級王座統一戦が12月に日本で初開催されることになった。

 1日に都内で行われた記者会見には東洋太平洋スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪(25=伴流)と、WBOアジア太平洋同級王座の渡辺卓也(27=青木)が出席。伊藤は「パワーもスピードも技術も僕が上。圧倒して勝って世界に行きたい」、渡辺は「これから世界を目指す選手と戦い、自分が上にいく実力を示せる試合ができればいい」と健闘を誓い合った。

 WBOアジア太平洋タイトルはJBC非公認ながら、今年9月より国内での試合が許可されたばかり。統一戦を仕掛けた株式会社DANGANの古沢代表は「タイトルが多くなっている状況で、同級の日本人王座も増えた。乱立を避けて、今後は統一していく流れを作りたい。その第1歩です」と趣旨を説明した。

 伊藤は09年デビューで21戦19勝(9KO)1敗1分、渡辺は07年デビューで37戦30勝(16KO)6敗1分。