プロボクシングの元6階級王者で現WBO世界ウエルター級王者マニー・パッキャオ(37=フィリピン)が24日、自民党本部で開かれたボクシング振興議員連盟の懇親会に参加した。自身の名前を冠したボクシングジムが日本で開業するのに合わせて来日していた。

 壇上であいさつに立つと、母国の上院議員である立場から、「日本とフィリピンの関係がより深くなるように努めていきたい」とあいさつした。20年東京五輪が行われることにも触れ、「日本でジムができることもあるので、頻繁に来日することになる。ぜひ(日本から)金メダリストを出せるように、できることはしたい。私のボクサーとしての経験、能力をシェアして、若者に伝授したい」とリップサービスも忘れなかった。

 パッキャオは今月5日(日本時間6日)に米・ラスベガスで行われた世界主要4団体の復帰戦で、王者のジェシー・バルガス(米国)に3-0で判定勝ちし、昨年5月以来の世界王座返り咲きを果たしていた。