世界ボクシング機構(WBO)バンタム級タイトルマッチ(23日・エディオンアリーナ大阪)で世界初挑戦する同級6位の大森将平(ウォズ)が13日、京都市内の所属ジムで練習を公開し「世界戦をやるんだと実感する。自分がやるべきことに全力を尽くす」と強い意欲を口にした。

 王者のマーロン・タパレス(フィリピン)とは2015年12月に一度対戦し、2回TKOで敗れている。その際は開始早々に左のオーバーハンドをもらったのが致命的で、スパーリングでは防御面の確認に時間を割いてきた。挑戦者は「ベルトよりもリベンジ」と並々ならぬ覚悟を示す。

 9日には南京都高(現京都広学館高)の先輩、久保隼(真正)が世界ボクシング協会(WBA)スーパーバンタム級王者に就いた。大きな発奮材料で「すごく力になった」と表情を引き締めた。