ダブル世界戦が行われ、井岡一翔(28=井岡)が5度目の防衛に成功した。自身初の4連続KOこそ逃したが、同級2位ノクノイ・シットプラサート(30)に3-0の大差判定勝ち。元同ライトフライ級王者具志堅用高の持つ「世界戦14勝」の日本記録に並んだ。
<井岡一問一答>
-KOできなかったが挑戦者はタフだったか
井岡 キャリアがある分、上体が軟らかくて老練。ガードを固められると、打ち崩すのが難しかった。
-こうすればよかった点は
井岡 打ちたいパンチを打った後、相手はリターンしてきた。(KOを)狙えるとすれば、そのタイミングでもう1、2発入れられたら…。でも“たられば”ですね。
-次に向けて反省は
井岡 まだまだ強くなれると、感じている。唯一無二になれるよう、「ああいうボクサーはいないな」と言ってもらえるよう頑張りたい。
-統一戦については
井岡 僕が王者でいるなら、世界戦が続く。それを1つ1つ、覚悟と感謝の気持ちで戦っていくだけ。その世界戦が統一戦になれば、気持ちが“倍”になるという感じ。