メキシコから2人の世界王者が来日した。5月20日に有明コロシアムで開催するボクシングのトリプル世界戦を控え、WBC世界フライ級タイトル戦で同級1位比嘉大吾(21=白井・具志堅)が挑戦する王者ファン・エルナンデス(30=メキシコ)、WBC世界ライトフライ級4位拳四朗(25=B・M・B)が挑戦する王者ガニガン・ロペス(35=メキシコ)が13日朝、成田空港に到着した。

 都内の宿泊ホテルに移動して取材に応じたエルンナンデスは、「相手の前に立つことを避ける練習をしてきた」と、比嘉のパンチ力を警戒した。11年8月に井岡一翔の保持していたWBC世界ライトフライ級4位拳四朗世界ミニマム級タイトルマッチで敗れて以来の来日となるが、「自分のボクシングは5年前より熟している」と初防衛戦に自信をみせた。

 来日回数を日本語で「7」と答えたロペスは16年3月に木村悠を破り現ベルトを獲得した京都での試合以来の日本となる。「2カ月半練習してきて、いまは最後の作戦の調整をしている。私が必ず勝ちます」と誓った。