WBA(世界ボクシング協会)は20日(日本時間21日)、12年ロンドン五輪金メダリスト村田諒太(31=帝拳)がアッサン・エンダム(33=フランス)に1-2で判定負けした20日のミドル級王座決定戦について、世界戦を統括する関係部署に「次戦での再戦を求める」との考えを示した。

<どうなる村田戦Q&A>

 Q 村田-エンダム戦の判定は覆らないのか

 A 採点の集計ミスや、スコアシートに赤青のコーナーを逆につけていたなどのミスがあった場合は覆るが、原則として1度決まった判定は変わらない。

 Q 採点などを巡ってジャッジが処分されることはあるか

 A ある。WBC(世界ボクシング評議会)では審判委員会で検証し、明らかな間違いと認められたときにはジャッジとして派遣されなくなる停止処分がある。通常は公表されない。

 Q WBA会長は再戦指令を出したが、通常、直接の再戦はあるのか

 A 基本的にはない。試合の契約書に直接再戦の条件を入れることは許されない。連戦を許可すると、勝利を分け合うなどの八百長の可能性も生じるため。