<プロボクシング:東洋太平洋ライトフライ級暫定王座決定12回戦>◇16日◇東京・後楽園ホール

 同級1位家住勝彦(29=レイスーツ)が新王者となった。同級2位山中力(29=帝拳)と激しい打撃戦。初回から攻勢も終盤にダウンを喫する立ち上がり。2回にお返しのダウンを奪うが、4回には2度目のダウン。軽量級とは思えぬ乱打戦となったが、5回からはショートに強弱を生かし、一方的に攻めた。8回に連打を浴びせてレフェリーストップとなり、2分49秒TKO勝ちした。93年創設から15年目でジム初の王者となり、「今回は練習の成果が出た。周りも取らせようと支えてくれ、今回は気持ちが入っていた」と家住。当初は正規王者和田峰(筑豊)に挑戦予定が、和田峰の交通事故による負傷で暫定王座戦となった。3カ月以内に統一戦が義務付けられている。