<新日本:群馬大会>◇18日◇館林市民体育館◇1000人

 IWGP王者中邑真輔が、G1タッグリーグ公式戦に初登場した。矢野通と組んで、大森隆男、中西学組と対戦。序盤は矢野が一方的に攻められる苦しい展開ながら、中盤すぎに中邑が反撃を開始した。16分55秒、得意のボマイエ(顔面へのひざ蹴り)からの片エビ固めで大森を撃破。優勝候補の一角を破り、2冠へ好スタートを切った中邑は、「オレたちが最強だと思っている。以上!」と威勢良く優勝を宣言した。

 右眼窩(がんか)内壁骨折から復帰2戦目の棚橋弘至は、岡田かずちかと組んでアンダーソン、バーナード組と対戦。岡田が13分10秒、アンダーソンに片エビ固めで敗れた。棚橋は復帰2連敗も「今日は負けたけど、あとは(体調が)上がる一方。おれの狙いはあくまで中邑」と、IWGP王座奪回へ手応えをつかんだ。