<プロボクシング:WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇神戸ワールド記念ホール○王者長谷川穂積(29=真正) 4回TKO

  ×同級9位・アルバロ・ペレス(27=ニカラグア)<1回>ペレスがいきなり大きな左フックを出したが空振り。長谷川はガードを固め相手のパンチを良く見ている。長谷川は右ジャブからの左ストレートをボディーにヒット。ペレスは大振りが目立つ。互角の内容。<2回>長谷川は足を使って相手のパンチをうまくかわす。長谷川は左のパンチを的確にペレスの顔面、ボディーにヒット。ペレスは相変わらず大振りのパンチが目立つが、左フックが長谷川の顔面にヒット、やや足がふらついた。<3回>ペレスが右ジャブを多用する。左は空振りが目立つ。長谷川は左右のコンビネーションから左アッパーをペレスの顔面にヒットさせた。ペレスも左のフックで応戦。終盤は打ち合いとなったが、長谷川の左右のパンチがペレスの顔面に当たっている。<4回>長谷川は右のジャブで間合いを計る。ペレスは一発を狙い大振りなフックを繰り出している。長谷川は後ろに下がりながらパンチをかわし、左右の連打で応戦する。2分過ぎ、長谷川が強烈な左のストレート2連発をペレスの顔面にヒットさせた。ペレスはたまらずダウン。うつぶせに倒れたままピクリとも動かず、そのままレフェリーが試合を止めた。2分38秒、長谷川がTKOで10度目の防衛を果たした。