<全日本:東京大会>◇7日◇後楽園ホール◇1200人

 3月シリーズが開幕し、メーンのアジアタッグ選手権試合では、曙(40)浜亮太(30)の王者組が、小島聡(39)西村修(38)の挑戦者組を退けて3度目の防衛に成功した。曙が小島のタックル4連発を軽くはじき返すと、2人合計400キロ超の巨体を生かし、小島に挟み撃ちの体当たりを食らわせて反撃。20分8秒、曙がボディープレスからの体固めで、西村を仕留めた。

 両国で小島の3冠ヘビー級王座に挑む浜にとっては、防衛戦かつ前哨戦という重要な一戦だった。ただ、この日はじっくり絡み合うことがなく、「(小島が)受け流している感じがある。もっと真正面から受けてもらいたい」と首をかしげていた。