日本ボクシングコミッション(JBC)が、4月から新たな賛助会員の募集制度を導入する方向で検討していることが28日、分かった。現在は1人あたり月々1万円の賛助会員を募っているが、会社組織やJBC職員の知人などが多い。経済不況の影響で十分な会費を得られていないため、新年度から広く一般ファンを対象に、1人あたり月々1000円で入会可能な制度を検討中。この日、森田健事務局長(76)が、都内で行われたJBCの理事会と評議委員会で報告した。

 森田事務局長は「これまでは個人的なつながりでの会員に頼っていたところがある。一般ファンの会員を増やしたい」と話した。財政的に厳しいJBCの運営資金に充てるとともに、興行の認可料減額で還元する方針。会員には特典として、試合の招待券やオリジナルグッズなどを提供する。JBCでは3月中までに詳細を煮詰め、4月から導入する予定だ。