12月6日に東京・両国国技館で2度目の防衛戦(日刊スポーツ新聞社後援)を控えるWBC世界フライ級王者・八重樫東(30=大橋)が30日、横浜市内の大橋ジムで練習を公開した。

 元WBC世界ライトフライ級王者の同級1位エドガル・ソーサ(34=メキシコ)と拳を交える八重樫は同門の前日本ミニマム級王者・原隆二と2回のスパーリングを披露。スピードある動きをみせ「ケガなく調整できています。コンディションはいいです」と充実した表情を浮かべた。

 ソーサはWBC世界ライトフライ級王座を10回も防衛した名王者だが「軽量級の強豪として世界で名前が通っているし、そういう選手に勝ちたい」と意気込んだ。また師匠となる大橋秀行会長(48)は「いつも以上にスパーリング数をこなすことができた。(東洋太平洋ライトフライ級王座に挑戦する)井上尚弥と多くのスパーリングをし、切磋琢磨(せっさたくま)し、さらに伸びている」と成長ぶりに目を細めていた。