WBC世界フェザー級王者粟生隆寛(25=帝拳)が9日、都内のジムで初防衛戦に向けた本格スパーリングに突入した。指名挑戦者の同級1位エリオ・ロハス(26=ドミニカ共和国)と、7月14日に東京・後楽園ホールで対戦する。アマで世界選手権2位の挑戦者とあって、基本がしっかりした技術にスピードある選手をリクエスト。それでもフィリピン人の3人を強烈な左でぐらつかせ、「初日から壊すな!」の声が飛ぶほど。粟生は「バランスを意識して仕上げる。挑戦するつもりで」と話した。