WBA世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス(23=帝拳)が19日(日本時間20日)、米ラスベガスで会見し、元6階級王者オスカー・デラホーヤ氏が社長を務めるゴールデンボーイ・プロモーション(GBP)と契約を結んだと発表した。期間は18日からの3年間。帝拳プロモーションとの共同プロモート選手となり、米国内で試合をする際にGBPの傘下選手として扱われる。米国進出を目指すリナレスにとって、本場でのビッグマッチ実現へ足掛かりになりそうだ。10月10日には、東京・代々木第2体育館でサルガド(メキシコ)と2度目の防衛戦を行う。デラホーヤ氏も来場するだけに「この試合に勝ったら、来年早々のプランをデラホーヤと話したい」と気合を入れた。

 デラホーヤ氏は、世界最強の呼び声高い4階級王者パッキャオ(フィリピン)3階級王者モズリー(米国)らを抱える世界有数のプロモーター。リナレスとの契約を機に、米国のラテン系ファン層の拡大を狙っている。自分と同じ「黄金の子」の異名を持つリナレスとの契約に「彼は素晴らしい才能の持ち主。それを名乗る資格があるよ」とお墨付きを与えた。