WBA世界スーパーフライ級王者名城信男(27=六島)が25日、大阪市内で練習を公開した。30日に大阪で同級1位カサレス(メキシコ)と2度目の防衛戦を行う。陣営の枝川孝会長は26日に挑戦者の応援のために来日するWBO(日本未公認)世界バンタム級王者フェルナンド・モンティエル(30=メキシコ)に対戦要求する計画を明かした。モンティエルはWBO王座をフライ級から3階級制覇した強豪で、海外進出を目指す名城のターゲットにはもってこいの相手。「今回勝ったら『試合をやろう』とアピールしたい」と枝川会長。名城も「そういう強い相手とやりたい」と意欲的。前日にカサレスから「根性だけ」などと酷評されたが、「リングの上で強さを見せるだけ」と名城は意に介していなかった。