WBC世界ライトフライ級タイトル戦の予備検診が3日、都内のホテルで行われた。国内最速の6戦目での世界王座挑戦となる同級4位井上尚弥(20=大橋)は、王者アドリアン・エルナンデス(28=メキシコ)と初めて顔を合わせ、力強く勝利を宣言した。予備検診で2人とも異常はなかった。

 5度目の防衛戦となるエルナンデスは、万全の状態をアピールした。2月にV4戦を行ったばかりだが「今回の試合の調整として非常に役立っている。良い状態に仕上がっている」と問題がないことを強調。初めて顔を合わせた井上については「見た感じは強そうだ。スピードのある選手という印象」と話した。