ボクシングの元世界3階級制覇王者・亀田興毅(27=亀田)がジム移籍を決断したことが29日、分かった。JBCから前会長らのライセンスが剥奪され、国内での試合ができない状況が続いていたが、事態好転へ向け決意した。

 今回の移籍は3兄弟の中で興毅だけになる可能性が高い。WBOバンタム級王者の三男和毅は、7月に米ラスベガスで2度目の防衛戦を行うとみられており、現時点で早期に国内で試合をする可能性は低い。次男大毅も騒動の発端となった昨年12月の試合後、1度は引退も考えるほど精神的に追い込まれ、現在も復帰への具体的な方向性は決まっていない。同ジムの関係者は「興毅は昨年の11月から試合をしていない。まずは興毅の試合を実現することが先決」と話している。