“茨城フィーバー”から一夜明けた10日、新横綱の稀勢の里(30=田子ノ浦)は東京・江戸川区内の部屋で通常通り、稽古場に下り汗を流した。

 前日は県民栄誉賞受賞などのため、茨城県庁と牛久市役所を訪問。ファンの大声援を受ける一方で、18日のパレードやパーティーの打ち合わせなど多忙を極めた。久しぶりの帰省にも生活リズムを崩したくないのか「落ち着かないから」と実家に泊まらず帰宅。この日は四股や、上がり座敷の縁を利用した柔軟を入念に行い「今も(股関節は)硬い。意識することが大事」と汗を流した。