新入幕で西前頭12枚目の宇良(24=木瀬)が、大相撲春場所(エディオンアリーナ大阪)の初日を2日後に控えた10日、大阪から東京へ戻り、新入幕昇進の祝賀会に出席した。

 この日は稽古休みで、昼すぎの新幹線で帰京。夜の祝賀会に臨んだ。番付発表を待っての新入幕決定のため、東京へ戻っての祝賀会となった。

 祝賀会には、日本相撲協会の評議員で元NHK会長の海老沢勝二氏や、タレントのせんだみつおら約1000人が集い、宇良の新入幕を祝った。

 壇上に立った宇良は「入門した時、2年で関取を目指すと大きな目標を言って、自分の中で反省しましたが、木瀬部屋に入門して本当に良かった」と、1年で関取になり、2年で幕内力士にまで昇進したことを感謝。初日の相手が佐田の海(境川)に決まった春場所に向けて「幕内では、さらに厳しい戦いになると思いますが15日間、精いっぱい自分の相撲を取りきろうと思います」と、覇気のある声であいさつしていた。この日は東京に泊まり、11日に大阪へ戻る。