横綱鶴竜(33=井筒)が大関総崩れを横目に全勝を守った。琴奨菊と実に51度目の対戦で、左を差されて追い込まれたが、上手投げで土俵際の投げの打ち合いを制した。「右(上手でまわし)を最後に取れて、投げられる体勢だったんで」。体がうまく反応しての白星に満足そうだった。

帰り際には、観戦に来ていた男子バスケットボール日本代表のフリオ・マラス・ヘッドコーチの要望を伝え聞き、一緒に記念撮影。「日本代表、強くなったから。Bリーグが盛り上がってるでしょう。やっぱりリーグが(2つから)1つになったのが良かったんですよ」。角界屈指のスポーツ観戦マニアでNBA好きとあって、報道陣に日本のバスケットボール事情を“解説”。

日本代表で期待の選手を尋ねられると「そんなの八村(塁)選手、渡辺(雄太)選手でしょ!」と、NBAドラフト候補、NBA選手の名前を即答した。