NGT48が5日、名古屋・SKE48劇場で、同グループ初となる出張公演を行った。

 演目はチームN3の「パジャマドライブ」公演で、会場は大半が同グループの公演を初めて見るという東海地方のファン約300人で埋まったが、大声援でメンバーを出迎えた。

 愛知県出身で、12年8月から約8カ月間、AKB48とSKE48を兼任していたキャプテンの北原里英(25)にとっては思い出の地への凱旋(がいせん)公演となった。昨年8月にお披露目したNGT48には結成当初からキャプテンとして移籍し、自己紹介で「新潟の女になりました」と話すなど、新潟に骨をうずめる覚悟でグループを支えてきた。北原はMCで「新潟の女宣言をし始めてから、愛知県に帰ってくるのが初めてで、どういう顔をして帰ってくるのか悩んだ」と明かした。続けて「やっぱり懐かしさだったり安心感を感じるので、故郷は愛知県だなと感じました。こうして大事な娘たちと一緒に劇場に来れたことをうれしく思います」とあいさつし、ファンから拍手と歓声が起こった。

 またこの日は佐藤杏樹(15)の15歳の誕生日。ファンやメンバーから「おめでとう」と声をかけられると「15歳になりました~!」と喜んだ。すると山田野絵(17)が「ここにはいませんが、今日はみーずん(水沢彩佳)の誕生日でもあります」と、名古屋には同行しなかったが、同じく誕生日を迎えて22歳となった研究生の水沢にも触れ「みーずんもおめでとう。杏樹にはマイクで届くけど、みーずんには地声でおめでとうと届くように頑張ります。ぜひ研究生のことも調べてファンになってください!」と呼び掛けた。

 公演では冒頭でSKE48の「不器用太陽」を披露して盛り上げるなど、全18曲を披露した。公演は昼と夜の2回行われ、6日も昼夜2回公演を行う。