AKB48と兼任するNMB48の白間美瑠(19)渋谷凪咲(20)がそろって所属する新チームM公演「アイドルの夜明け」が24日、大阪市内の劇場でスタートした。

 同公演は12年の初期チームM公演の再演。バトンを持った白間がセンターに立ち、音楽が始まると客席は拍手で迎え入れた。

 1期生の年少組だった白間も、加入6年が過ぎ、いまや、絶対エース山本彩(23)に次ぐポジションへ成長。終演後の取材で、白間は「センターで(後輩に)背中を見せることが多いので、もうちゃんと引っ張っていきたい。昔とか、全然踊れなかったのに、こんなに踊れるようになりました!」と笑顔で語った。

 白間とともにセンターに立った渋谷は「新しいチームMで、新しいアイドルの夜明け公演を作りたい」。渋谷は先日、ピン芸人トーナメント「R-1ぐらんぷり」3回戦へ繰り上げ進出が決まり「R-1も頑張ります。次(3回戦)は大丈夫です」とガッツポーズを作って、自信を表現した。

 公演では、チームB2から移った4期生の川上千尋(18)が、前公演では奇抜な個性派キャラの木下百花(19)がユニットセンターを務めていた「天国野郎」で中央に立った。

 控えめで、泣き虫な川上千が、曲の合間に「この後ろの白間美瑠、渋谷凪咲をぜひ超えてみせるぜ!」と絶叫する場面もあり、川上千は「緊張で本番前に泣いちゃったんですけど、本番は強気に行こうと思って、先輩を呼び捨てちゃいました」と振り返った。

 前任センターの百花もMに残っており「あたしの強いイメージがあるから、プレッシャーでかわいそうやなと思っていた」と、いつになくマジメな表情で、川上千を見やっていた。

 個性派ぞろいのMをまとめる新キャプテンは、川上礼奈(21)。香川出身で「うどん姫」を自称するボケ風キャラだが、キャプテン初日に、STU48へ移籍直訴をしていたことが発覚。これを問うと、川上礼は「瀬戸内ができるって聞いて、NMB48と兼任したいって相談したら、(事務所側は)あっさりどうぞ! って。ちょっと、それ、かなしれなぴょん(悲しい)」と言い、あくまでも兼任で、故郷へ凱旋(がいせん)したいという。

 ただし、そんな浮気心? のせいもあってか、新キャプテンとして最後のメンバー紹介で、渋谷凪咲を2回呼び、自らは、自分の1人後の「木下百花」で手を上げる失態も。これには、半泣きになりながら「次からは1万回練習して、絶対に間違えません」と頭を下げていた。