乃木坂46が30日、東京・赤坂ACTシアターで、この日開演する舞台「16人のプリンシパル

 trois」の上演前に報道陣の取材に応じ、AKB48メンバーの襲撃事件について心境を語った。

 25日、岩手・滝沢市で行われたAKB48の握手会イベントで、メンバーの川栄李奈(19)入山杏奈(18)ら3人が切りつけられ負傷するという事件が起こっていた。

 乃木坂46を兼任しているSKE48松井玲奈(22)は、「川栄ちゃん、あんにんちゃん、そしてスタッフさんも退院されたということを聞いていますし、1日も早く回復して、ステージに戻ってきてくれることを祈っています」と話した。事件以来、川栄と入山には会っておらず、直接連絡もとっていないと言い、「テレビとかを見て知っているので、みなさんと同じ状態だと思います」とした。

 関係者によると、今回の舞台では、昨年平日25人、休日30人だった警備スタッフを50人に増員した。SPと呼ばれるセキュリティスタッフも10人含まれる。さらに、手荷物検査や金属探知機を使った検査も導入。金属探知機はレンタルのものを5機、使うという。

 若月佑美(19)は、「持ち物検査などをさせていただくと、ホームページでお知らせさせていただきました。ファンの方からは、ブログに『当然だよ』『大丈夫、協力するよ』などのコメントをいただきましたし、安心しているので、メンタル的には問題ありません」と明かした。

 また、AKB48チームBを兼任している生駒里奈(18)は、事件当日に川栄、入山らと同じ握手レーンに立っていた倉持明日香、高城亜樹とチームメートだが、事件以降連絡はとっていないという。その上で、「私はその場にいなかったですし、どうこう言える立場ではないです。ただ、アイドルとしてもそうだし、同じチームBのメンバーとしてもショックだったんですけど、あらためていろんなことを考えていきたいです」と話した。

 舞台は6月15日まで行われる。