AKB48グループが20日、東京ドーム公演「~するなよ?

 するなよ?

 絶対卒業発表するなよ?~」最終日を行った。思わせぶりなコンサートタイトルだったが、3日間通じて、メンバーの卒業発表はなかった。

 アンコールの「AKBフェスティバル」披露前、高橋みなみ(23)が切り出した。「ここで、聞きたいことがあるんですよ。タイトルですよ。はっきりさせようよ。誰なん?

 卒業しようとしている子」。すると、メンバーたちが次々と卒業発表を否定した。

 ファンの間で本命と言われていた小嶋陽菜(26)は「こんなんじゃ卒業しません!」と宣言。指原莉乃(21)は「まだまだタレントパワーがないので、タレントパワーつけるまでここにいます」。昨年スキャンダルで研究生に降格した経験のある峯岸みなみ(21)は「あんなことがあってもしがみついた私ですよ!」と否定した。

 柏木由紀(23)は、「まだやり残したことがあって、後輩たちにいっぱい教えたいこともあるし。それに…まだ1位になってないし」と秘めたる思いを明かし、「おおおおおおおおお」と会場をどよめかせた。

 今年総選挙1位の渡辺麻友(20)も「1位になって、AKB48を引っ張っていって、やりたいこともたくさんあるので、まだまだこんなところで辞めるわけにはいきません!」と宣言。

 島崎遥香(20)は「わかんな~い」と1度は首をかしげたが、「それは冗談で…。こんな私でも、まだ、いてもいいですか~?」と呼び掛け、大歓声を浴びた。

 ひとしきり中心メンバーたちに確認を終えた後、指原は「たかみなですよ。一番怪しいからね」と指摘。これを受けて高橋は「確かに、卒業のことも考えてます。でも、AKB48の今後のことも考えています」と話した。指原から「うれしいんだけど、私たちとしては、婚期を逃したお姉ちゃんを見ているような感じがする」と突っ込まれると、高橋は「いやいや、まだ婚期も来てませんから!

 それに、ソロデビューしてから、まだ1曲しか出てないんですよ。だから、今年中に絶対出します!

 秋元さん、よろしくお願いします!」と訴えた。

 そして、全メンバーに卒業発表者がいないことを確認した後、叫んだ。「卒業発表は、ありません!」。ファンから「うおおおおおお」と大歓声を浴びた。「この3日間、ファンのみなさんも、メンバー自身も、もやもやしていた部分なんですよ。AKB48では、もがくこともあるし、夢に向かってどうしようと思うこともあります。それでも歩いていくのが、AKB48なんだとも思います。これからも、AKB48が大好きですし、ファンのみなさんのことも大好きです」と話し、コンサートを締めくくった。