俳優の神尾楓珠(27)が、12日放送の日本テレビ系「おしゃれクリップ」(日曜午後10時)に出演。芸能界を辞めようと思った時のことを振り返った。

スカウトがきっかけで芸能界入り。オーディションを経て、15年、16歳で24時間テレビスペシャルドラマ「母さん、俺は大丈夫」で俳優デビュー。19年のドラマ「3年A組-今から皆さんは、人質です-」など数々の作品に出演した。

「いろいろお仕事をさせてもらえるようになって、スケジュールも詰まっている状態の中で何か息苦しくなっちゃって。自分ってなんだっけ? みたいなことも考えてしまう時期があって。どの仕事も神尾楓珠を演じてるんじゃないか? とか」と吐露した。

当時「劇団☆新幹線」に出演していたが、「ベテランの方々の舞台に立つ姿を見て、表に立つ人ってこういう人だよな。自分は表に立つ人間じゃなかった」と思ってしまったといい「その後、カメラの前に立つとか、人前に立つのが怖くなってしまって」と打ち明けた。

“神尾楓珠を演じる”というイメージを聞かれると「クールとか、言ってしまえばカッコいい存在みたいな感じにしていただいてたんですけど。全然そんなことないですし。そうしなくちゃいけない自分もしんどくて。違うんだよな…神尾楓珠って別にそんな大した人間じゃないんだよな。それでちょっと、心に限界がきてしまった。正直、ちょっと、本当に辞めようかなくらいの気持ちだったので。1回『辞めたいです』と事務所に話しました」と、順調にキャリアも重ねていたが、22年活動を休止した。

活動休止中、前を向くきっかけは父との時間だったという。「実家に戻って、何も考えたくなかったんですよ。ただの逃げなんですけどね、今考えたら。ダラダラしてる時に父親がスーツを持ってきて『ほら行くぞ』ってスーツを投げられて。『ついてこい』って言われて、父の仕事を手伝った」と振り返った。

「僕はその時間に助けられたし、大人になって父親と二人で話すこととかなかったから、その時間もすごく貴重だったというか。父がどういう考え方で仕事に向き合っているのか。若い頃の話とか聞けたのも、すごい僕は救われた」と打ち明けた。

復帰のタイミング、きっかけを聞かれると「一番はマネージャーさんがすごく熱心に『辞めないでほしいです。今辞めるのは絶対にもったいないです』って言ってくださって。こんな自分でもまだそうやって言ってくれる人がいるんだなーって思ったのが一番のきっかけです」と明かした。