乃木坂46が、10月6日に東京・代々木第1体育館で、グループ史上最多、1万3000人動員の単独コンサートを行うことが決まった。30日、東京・青海のZEPP

 TOKYOで行われた全国ツアー最終日公演で発表された。

 アンコールで「乃木坂の詩」を披露した直後だった。ステージ上のモニターに「代々木第1体育館公演決定」と表示されると、メンバー32人が「やった~!」と跳び上がって喜んだ。センター白石麻衣(21)は、生駒里奈(17)を抱きしめて涙を流した。会場を埋めたファン約2700人からは「乃木坂!!

 46!!」とコールが鳴り響いた。

 乃木坂46にとって、これまでの最多動員は、今年2月に千葉・幕張メッセで開催したライブでの9000人だったが、ついに1万人超えを目指す。チケットが順調に売れてそれが現実になれば、2011年(平23)8月のグループ誕生から約2年2カ月での大台到達だ。05年10月結成のAKB48は、09年8月の東京・日本武道館公演で初めて1万人を超えるまで3年10カ月を要したが、公式ライバルとしてそれを上回るスピードになる。

 この日は、11月27日の新曲リリースや現在の最新曲「ガールズルール」が出荷50万枚を超えたことも発表された。キャプテン桜井玲香(19)は「2年も3年も、あっという間に過ぎていきます。もっと早く成長しないと」とさらなる意欲を示した。白石は「今まで得たものを代々木で出し切って、満員のお客さんを迎えられるように頑張りたいです」と意気込んだ。