AKB48のユニット「渡り廊下走り隊」が25日、都内でベストアルバムの発売記念イベントを催し、不仲解散騒動の真実を語った。

 ユニットは、来年2月の単独公演を最後に解散が決定。その原因として不仲説が流れている。この日、熱烈ファンで司会の南海キャンディーズ山里亮太に「本当に不仲なの?」と突っ込まれると、メンバー6人は顔を見合わせてニヤリと笑った。アルバム特典DVDのVTRで、散々仲間の悪口を言っていた渡辺麻友(19)は「続きがあるので見てください」と切り出し「実は不仲はウソでした~」と結末を披露した。

 「不仲というウソをついてしまいました。すみませんでした!」と6人で頭を下げると、渡辺麻が「世間をダマしているのは、申し訳なくもあり、楽しかったです」とちゃめっ気たっぷりに首をすくめた。多田愛佳(19)は、泣きながら握手会に来たファンに対しても「まゆゆとは一番仲が悪いよ」とダマし続けていた。

 実は、不仲解散説を報じたのは11月14日付日刊スポーツだった。当時、メンバーらから「解散は寂しい。最後にインパクトあるブラックジョークも交ぜて、ファンの皆さんから一生忘れられないユニットにしたい」と要望され、企画に乗っていた。

 このままだと“誤報記事”として、処分を受けかねない…。メンバーからは「いっそ解散する私たちと一緒に記者をやめましょうか」と笑われた。職を失うわけにはいかないので、読者の皆さまに謝罪します。「ご心配させてしまいまして、申し訳ございませんでした。苦情は、ほどほどでご勘弁を」。【瀬津真也】