期間限定で30歳以上の新メンバーを募集する「大人AKB48オーディション」の合格者で、AKB48に新加入した塚本まり子(37)が11日、握手会デビューを果たした。大阪市の京セラドーム大阪で行われたAKB48の握手会イベントに出演。長蛇の列ができたが、丁寧な「大人対応」でファンを喜ばせた。

 テントで囲われたレーンの中で、次から次へと入ってくるファン1人1人を笑顔でもてなした。10代男性から「今日の晩ご飯のメニューは?」と聞かれると「そういえば…どうしましょ~?」と首をかした。30代女性からは「同世代なので余計応援しています。頑張ってくださいね」とエールを受け、「ありがとうございます!」と両手でガッチリ握手。何度もうなずいていた。

 初めての握手会で塚本は、島崎遥香(20)横山由依(21)永尾まりや(20)と同じ第5レーンに入った。人気メンバーたちと一緒とはいえ、渡辺麻友(20)柏木由紀(22)ら中心メンバーのソロレーンに比べても、倍以上の人気だった。塚本との握手を終えた子ども連れの30代女性は「子どもと握手する時は、同じ目線になるようにかがんでくれました。同じ母として見習わないと」と話した。

 「大人AKB48」に選ばれた直後、島崎から「1日数千人と握手することも」と聞かされて仰天した塚本だが、この日は1000人以上のファンとの握手を終えて、充実の表情を浮かべた。「『今日から推しメンにします』と言われびっくりしたけど、すごくうれしかったです」。

 今後も活動期限の8月末まで握手会や劇場公演に参加を予定。パフォーマンスの生披露はこれからだが、まずは握手会で上々のスタートとなった。【横山慧】