AKB48の新たな姉妹グループで、NGT48発足の発表から一夜明けた26日、拠点となる新潟県は歓迎ムードに沸いた。

 新潟商工会議所で行われた定例会議では、福田勝之会頭がNGT48発足に言及。関係者によると、「新潟に劇場ができるということで、地域の活性化が見込めるし、歓迎しています。必要であれば、商工会議所ができる限りの支援や応援をしたいです。新潟のPRにもつながると思っています」と答えたという。現在は、NGT48の詳細を知るべく情報を集めている状態で、具体的なサポート方法などは順次、検討していくという。

 三条市の国定勇人市長は、公式ブログに「Negiccoが可哀想じゃないか!」と題して記事を投稿。NGT48と、地元で大きな人気を誇る3人組アイドル、Negicco(ネギッコ)との共存を願った。「いたずらに既存参入者との競争を促すのではなく、当該新規参入者と既存参入者とが共存できる道を最後まで粘り強く模索するべき」と指摘し、「NGT48が誕生しようとも、Negiccoも共存できる、そんな環境づくりを模索していかなければなりません」と訴えた。

 新潟経済同友会の関係者も、ご当地アイドルへの影響について言及した。「NGT48とNegiccoで、切磋琢磨(せっさたくま)していってもらえれば。NGT48さんのもたらすPR効果にも期待したいですが、新潟発でずっと活動しているアイドルたちにも頑張ってほしい」。

 NGT48の劇場は10月1日オープン予定。メンバー、ファン、関係者も驚いた新グループ発足は、今後も波紋を広げていきそうだ。