新藤兼人監督(98)や、独立プロダクションのプロデューサーが優れた新人監督を表彰する「新藤兼人賞」の表彰式が3日、都内で行われた。金賞には「オカンの嫁入り」の呉美保監督(33)が選ばれた。新藤監督は「複雑な人物描写が大変だと思いましたが、豪腕な演出でした。最後はシナリオをちょっと書き加えたいね」と評し、呉監督は「好きな監督を聞かれると、いつも新藤監督を挙げてきました。光栄な賞ですごくありがたいです」。銀賞は「さんかく」の吉田恵輔監督。優秀作品の企画者らを表彰する「SARVH(サーブ)賞」には、「キャタピラー」の若松孝二監督らが選ばれた。