【ベネチア6日=木下淳】日本映画の戴冠はならなかった。第65回ベネチア国際映画祭が最終日を迎え、すべての日本作品が受賞を逃した。宮崎駿監督(67)の「崖の上のポニョ」、北野武監督(61)の「アキレスと亀」、押井守監督(57)の「スカイ・クロラ」に中国、ブラジルとの合作「プラスティック・シティ」(オダギリジョー主演)を加えた4作を出品したが、授賞式で日本作品の名は呼ばれなかった。
21作が金獅子賞(グランプリ)を争ったコンペ部門の中で下馬評は高かった。特に「ポニョ」は先月31日の公式上映後に計10分間の拍手を浴び、地元誌「CIAK」がコンペ作品の上映翌日に更新する観客採点で1位を獲得。03年「座頭市」(北野武監督)に続く「観客賞」を受賞したが、審査員とは一致しなかった。




