女優蒼井優(23)が声で出演した映画「いけちゃんとぼく」(大岡俊彦監督、6月公開)がこのほど完成した。西原理恵子原作の同名絵本の実写版で、不思議な生きもの「いけちゃん」の声を担当。「感情を、しぐさや表情でカバーできない分、やっぱり難しい。スタッフの方々を信じて演じました」。都内のスタジオにこもり収録も、蒼井以外のキャストは四国で40日のロケを行ったという。「さみしさもありましたが、台本と絵本を読んで、四国でみなさんが撮影してきたものを見ながらイメージを膨らませました」。

 蒼井は今年でデビュー10年で「いけちゃん」はその節目の年の初仕事。「ぜひ好きな人と一緒に見に行って、『いけちゃんとぼく』の関係を自分たちに置き換えてみてほしい」と話した。