V6岡田准一(28)主演人気ドラマの映画版「SP

 the

 motion

 picture(仮題)」(波多野貴文監督)が来年秋公開に向けて6日、クランクインした。

 同ドラマはフジテレビ系で07年11月から放送。午後11時台では異例の全11回平均15・3%、08年4月のスペシャルは平均21・5%の高視聴率を記録した。同スペシャルの最後に「つづく」と予告、映画化も発表された。

 映画は岡田や堤真一、真木よう子らレギュラーメンバーが出演する。物語はスペシャル版の1カ月後に発生したテロ事件を追う中、同じ警護チームの岡田と堤の対立が深まっていく。真木は第1子を出産後の復帰作になる。

 08年に撮影予定だったが、開始は遅れていた。脚本はドラマと同じ金城一紀氏、総監督の本広克行氏がメガホンを取る予定だったが、スケジュールの都合で不参加となった。

 見どころとなるアクションシーンはハリウッドで主流の映像システム「プレビズ」を本格的に導入。岡田は撮影開始までドラマでもアクションのベースにしたフィリピン武術「カリ」の訓練をさらに積んだ。「カリ」は主に棒などを使った武器術なのが特徴で、ブルース・リーが研究し「燃えよドラゴン」などの映画で披露した武術として知られる。日本での習得者はごくわずかで、FBIの武術訓練に取り入れられるなど米治安当局が“公認”する武術でもある。

 岡田は2年前から定期的に「カリ」の教室に通い関係者に「師範級にうまくなった」と驚くほど上達した。打ち合わせ当初はドラマ版のスーツが入らないほど、上半身の筋肉が大きくなっていたという。岡田は「『SP』映画化に向けて、この2年間でできるすべての準備をしてきました。全力で挑みます。ご期待ください」と話している。