10万人に1人の病気と言われる先天性疾患「脳動静脈奇形」を患い、“難病インフルエンサー”としても活動する俳優の間瀬翔太(38)が10日、ブログを更新。健常者でありながら障害者手帳を所持しようとする一部の人に苦言を呈した。

間瀬は過去に、脳動静脈奇形による脳出血を起こし、てんかんを発症したため精神障害者保健福祉手帳を交付されたことを公表しているが、一部から「障害者手帳の簡単な作り方はありますか?」「障害者手帳を持つといくらお金が貰えますか?」などと質問されることも少なからずあるという。「特に障害者手帳の作り方を聞いてきた人に関しては【健常者さん】で、どうやったら健常者でも障害者手帳を持てるのかと言う相談でした。ただ病気とは全く関係無い話が飛び交って居ました。【購入方法】とか。【裏技】とか。僕は『わかりません。』と答えましたが不機嫌そうにして帰っていってしまった事がありました」と明かした。

「それから僕がずっと感じていた悩み、と言うか、怒りや悲しみ。それは障害者手帳やヘルプマークのアクセサリー化! 障害者手帳を何かしらの裏技で作った人がいるのかは分からないけど、作ろうとした人は現実に居ました」と言及。「オシャレや興味で手帳やヘルプマーク持ちたいのかもしれないけど、僕達は逆に障害を持ちたくて持った訳じゃなくて、その中で手帳やヘルプマークを持って自分の病気や障害と向き合って共に生きてるって事の御理解はして頂けたら嬉しいです」と思いをつづった。

続けて「いつも夜眠る瞬間に『明日も朝、目が覚めます様に。』って思うのは正直言ってかなり不安です。障害を持つって本当に恐怖で、手帳はそんな人達の【おまもり】みたいな」と当事者としての思いを吐露。「だからオシャレや裏技で作るモノでは無いのかなって僕は思います。障害者俳優としても、難病インフルエンサーとしても、これだけは胸を張って言いたかったので書かせて頂きました」とつづった。